ジェイホープの魅力について

※この記事はジェイホープに盲目なホビペンが書いた完全自己満足記事です。見てくださっている方は「またホビペンがなんか騒いでるよ」くらいの暖かい目でご覧下さい。

 

 

 

 

私の推し、J-HOPE。今回は前回の激暗い記事と打って変わってジェイホープの魅力について深く深くふか〜〜く掘り下げていこうと思う。

 

 

ジェイホープの魅力

・美形

「馬面アイドル」やら「顔が長い」と多々ディスられている(?)ジェイホープだが私はそうは思わない。それは何故か?ジェイホープ、普通〜〜に顔が美しいからである。彼の顔は個人的に「イケメン!!」と言うより「美人!!」という印象である。末広二重で切開ラインがバッチリ決まっている目、ナメクジ級のぷっくり涙袋、スラっと高い鼻、薄い唇、えぇっ、世が世なら彫刻になってルーブル美術館に所蔵されているし私が昔の権力者だったら彼をモデルに100枚くらい画家に絵を描かせる。それくらい美形だと思う。完全に推しに盲目である。

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・わりとなんでもできる

ジェイホープ、本当にわりとなんでもソツなくこなしている。例えば料理。走れバンタンEP.20では鶏肉が上手く切れず苦戦しているナムジュンに対して鶏肉の切り方を教えているし、EP.36ではソーセージにハートマークを器用に入れてハートソーセージを作りメンバーに披露している。そしてダンスもさることながら運動神経がとてもいい。学生時代はテニスの全国大会に出場しなんと3位という成績をおさめている。いつぞやのDOPEのステージではテニスプレイヤーのコスプレをしている。

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ラケットを持ったまま踊る器用さを見習いたい。あわよくばラケットでぶっ叩かれたい。…話が逸れた。さらにジェイホープは大衆的なメロディーを作るのが非常に上手だ。ジンくんのソロ曲Awake、その中の「Wide awake Wide awake Wide awake Don’t cry〜」という一節。思わず口ずさみたくなる、脳に残るメロディー。また彼のミックステープの名前にもなっている「HOPE WORLD」、サビの「Hello to my HopeWorld〜♪」という一節はきっと聴いた誰もがすぐに覚えて音楽にのりたくなるだろう。ジェイホープはそういった、大衆にウケるメロディーを作るのが上手いとVライブでナムジュンも言っていた。ジェイホープは本当にマルチな才能で溢れているのである。

 

 

 

・ボーカルライン加入も目前

ジェイホープのソロ曲MAMAはラップというより歌だ。最初に聴いた時「えっ、これ歌じゃん!ジェイホープってラッパーだよね?!」と思ったほどである。WINGSコンで披露したその歌唱力にはひれ伏した。コーラス隊を後ろに従えてソロ曲MAMAを熱唱する姿はまさに圧巻の一言であった。また、春の日ではコーラスという形で歌に参加している。MVではソロパートは確認できないが、コンサートやカムバックショーでは最初の「보고 싶다 」からナムジュンパートまでを歌っている。透き通るような歌声だ〜…と危う魂を持ってかれそうになる。ジェイホープ、歌手デビュー秒読みである。(そんなことある?)元々彼はラッパー志望ではなかったらしい。ラッパーになってね!と言われて練習してなれるものなのだろうか。きっと私達には想像すらできない程の努力があったことだろう。すごい人だ。

Show Champion EP.219 BTS - Spring Day - YouTube

春の日ホープ

 

 

 

 

・グループ内の、そして皆の希望担当

初めて彼の「希望担当!ホプホプジェイホープで〜す!」という自己紹介を聞いた時、「希望担当?何それ?」という気持ちになった。日本のアイドルって、あんまり「○○担当」のようなものが無いと思う。(そもそもアイドルにハマるのが初めてなのでよくわからないが。)でもグループ内でのジェイホープを見ていくうちに、「なるほど!希望担当ってそういう事ね!いやぁ、ジェイホープ君ほど希望の2文字が似合う人間この世に居ないよ!」という考えになった。明るくて、お茶目で、太陽みたいに笑っている姿。弟達と楽しそうに遊んでいる姿。チョンホソクという人間が、ジェイホープという皮を被って希望をみんなに振りまく姿。まさに皆の希望担当である。きっとメンバーも幾度となく彼に助けられたに違いない。また、ファンである私達もジェイホープのはつらつとした姿にいつも元気をもらっている。名が体を表すとはきっと彼のためにある言葉なのではないだろうか。ジェイホープ。J-HOPE。

 

 

 

 

・隠しきれない闇

しかしジェイホープ、何か底知れない闇をたまに覗かせる。「みんなの希望でいるのは疲れるんだよ」、「みんな消えろ」、「カメラの前で暴言を吐かせるな」、その昔ジョングクに怒ってバナナを投げつけた…………この「いつも元気でムードメーカーなジェイホープがたまに見せる闇」を闇ホソクと言うらしい。ホビペンはここに殺られるのだ。ギャップというのは人を狂わせる。彼は昔、わりとネガティブだったらしい。それはきっと今でも変わってなくて、メンバー内で1番「ジェイホープ」というキャラクターを作ってお仕事をしている人なのではないだろうか。一旦ステージをおりるとスっと笑みを無くしたり、気を抜いている時に見せる無表情を通り越した虚無顔。光が明るければ明るいほどできる影も濃くなるように、ジェイホープの闇も深いのである。

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・ジェイホープといえばダンス

防弾少年団を構成する3代要素。顔面偏差値・ストーリー性のある曲・シンクロダンスによる圧倒的なパフォーマンス。防弾少年団に欠かすことのできないダンスを牽引するのがジェイホープだ。ジミンちゃんのダンスがしなやかで繊細な「柔」のダンスだとすれば、ジョングクのダンスは力強く大胆な「剛」のダンスであり、ジェイホープはそのどちらともを兼ね備えた技術派ダンサーなのではないだろうか。彼はきっと、元よりダンスの才能があった。しかし、その才能にあぐらをかくことも無くただがむしゃらに努力をして、足が腫れ上がるまで練習をして、私たちの想像もつかないようなきついことを積み重ねて、あそこまでの実力を培ったのだと思う。そうして培ったダンスの技量や磨いたセンスを防弾少年団内で「ダンス隊長」という形で発揮している。テヒョンがCypherの練習をしている後ろでジンくんにダンスを教えているジェイホープ、Savemeの収録現場でナムジュンにアドバイスをするジェイホープ、ジミンちゃんとジョングクと一緒にダンスの振り付けを考えるジェイホープ…ダンス隊長の名に恥じぬ仕事ぶりには感服だ。 ダンスをするためにこの世に生を受けたのだろうか、と舞い踊る彼を見る度にそう思う。自分の魅せ方を熟知したような身のこなしに、パフォーマンス中の表情管理、誰もが惹き付けられるようなオーラを放つ姿。ステージでの彼は誰もが認めるパフォーマーだ。ダンスの神様がもしいるのなら、彼は間違いなくダンスの神様に寵愛を受けたのだろう。そう思うまでに、彼のダンスは見る者の心を掴んで離さない。彼はダンスに情熱を注ぎ、私たちに全身全霊でパフォーマンスを見せてくれるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェイホープの魅力はまだまだ星の数ほどあるし紹介し尽くせない。一日一日と彼を追っていくほどに、ジェイホープの底なしの沼にハマっていくのである。

〜完〜

 

ラブマイセルフ

死ぬことは救いだと思っている。

死ぬ。世界から途中退場して、全てから解放される。楽になれる。

私がいなくなっても困る人間は何十億人のうちのたった数十人、しかもたった何週間かだ。そのうち忘れられる。教室の机に置いてある花瓶も花が枯れて捨てられればそれまでだろう。

 

 

 

 

生きる糧は防弾少年団くらいしかなかった。2月17日のドームコンサート、次の日の推しの誕生日。単純に、生きていることに疲れた。だから死んで楽になりたいと思った。死んだら楽になれるのに、死ぬまでが楽ではなかった。

 

何回も手首を切った。ロープを買いに行くのが面倒だったから100均の安いビニール紐を3本同じ長さに切って三つ編みにして即席ロープを作りドアノブに掛け、首にもかけた。薬を処方された量より多く飲んだ。結局どれも失敗した。

私が死にたいと思うのはいろんな理由がある。例えば進路のことで親と意見が合わないとか、病院に行ってるのに病気が治らないとか、昔のトラウマが悪夢になって襲ってくるとか、嫌いな奴のツイートをみてしまったとか、私じゃない人からしてみると「何こいつ、こんなくだらないことで悩むとか自意識過剰だね」と思われるようなことで悩む。そんな被害妄想をしてなんだか自分が地球上で一番くだらなくて醜い存在に思えて、そうして死にたくなる。1度死にたくなると寝て起きても死にたいという感情に支配される。なにをやってても死にたい、死にたい、楽になりたい。二言目にはしにたい、教科書にも死にたいと落書きした。

 

 

 

でも人間は本当に面白くて、普段死にたい死にたいと言ってる人が本当に死にそうになると泣いて死にたくない、生きたいと言う。本当に死にたい人は用意周到に、立つ鳥跡を濁さずと言った具合に死ぬ。現に私は3回以上死ねなかった。途中で怖くなってやめた。やめてもみじめだった。とんだ恥さらしだな、と遠くで誰かが言っているような気がした。

 

 

 

ラブマイセルフが難しい。私はまず自分を探さなければいけない。スタートラインにも立てていない。自分って、なんだろう。みんなの前でバカ騒ぎする自分も自分だし、鬱っぽくなって夜中に泣きながら手首切る自分も自分だし、ツイッターでセンシティブな発言を繰り返している自分も自分だ。どの自分が正解とか、ないような気がする。もしナムジュンが私の側にいて声をかけてくれるなら、「全て紛れもない貴方自身です」などと優しい言葉を投げ掛けてくれたのだろうか。愛すということも難しい。一口に愛すると言ったって、愛には様々な形がある。ハグすることが愛情表現な人もいれば、殴ることが愛情表現だという人もいる。自分を自分で抱きしめたらラブマイセルフ?自分を自分で傷つけたらラブマイセルフ?他人愛することは簡単だ。だって、私達はいつもツイッターで推しに愛の言葉を送っているから。どんな言葉で気持ち悪く愛を綴ろう愛していることに変わりはない。ラブユアセルフはできてもラブマイセルフは簡単に出来そうにない。私達はとんだ難題を突きつけられたものだ。

 

もし私にもう少し余裕が出来て、少しでも自分を愛せるなら、朝起きて、ご飯を食べて、お気に入りの服に着替えてお気に入りのアイシャドウとリップを塗って、イヤホンで好きな音楽を聴いて、新しい洋服を見に行きたい。

昔は自分の顔が大嫌いで大嫌いで早く整形したくて、マスクをずっとつけていた。だけど友達から「マスクがなくてもちゃんとかわいいよ」といわれて、少しだけ自分に自信がついたから最近は外している。  もしかしたら、ラブマイセルフって、自分に自信をつけることかもしれない。好きな洋服に身を包んで、街を歩くことかもしれない。自分自身を探すことも、愛することも難しいけれど、少しだけでも自分が好きになれたら、ラブマイセルフってことでいいかな。おわり。次はジェイホープの魅力について語ります……(*˘︶˘*)

 

 

The Last

ある日YouTubeをいつものように漁っていると見慣れない文字と共に一つの動画に出会った。

 

‘‘AgustD’’

 

 

その時はまだユンギさん改めAgustDのミックステープの存在も知らなかったしRMのDoyouも知らなかった。しかしサムネイルにユンギさんがいたので聴いて見ることにした。一応和訳付きの動画を探して。

 

 

 

 

 

見終わった感想としては「うわぁ、この人なんか怖いな」だった。いや、本当に。なんだかラッパーって感じする。ほ、香港に送る……?!なんだこの人。大人しそうな見た目して意外と怖いこと言うんだな…

 

私的にラッパーと言えば「酒!薬!女!」みたいなイメージだった。どんなイメージだよ。今はそう思える。そして関連動画に出てきた‘‘The Last’’。これで私のユンギさんに対するイメージは大きく一変することとなる。

 

 

 

 

 

 

 

それは防弾少年団のSUGA、いやミンユンギという1人の人間の「自分史」の様なものだった。自分史というと小学生くらいで書かされるそれまでの自分の歴史だ。ミンユンギはラップにのせて自分のこれまでの軌跡、苦悩、葛藤をボロボロになりながらも叫んでいたのだ。心臓に塩酸を掛けられているかと思うほど痛く、それでいて強くて脆い、危うい吐露だった。ミンユンギという人はなんだかダイヤモンドの様な人だと思った。ダイヤモンドはどの宝石よりも輝いている。そして硬度が高い。しかしその硬度の高さゆえ衝撃に弱く割れやすい。ミンユンギは、私には「孤高のラッパー」に見える。一見やる気のなさそうな、気だるげな表情。だが一旦ステージに立つと目の色を変え「SUGA」として誰にも負けない、彼だけのラップをする。でも彼は自分やグループへの攻撃、アンチには敏感できっと気にしているのではないかと思う。硬くて、輝いて、それでいて脆い。ミンユンギという人間はダイヤモンドだ。

 

 

 

 

 

ここで少し私の話をする。私はユンギさんほどではないかもしれないしユンギ以上かもしれないけども多少精神に問題を抱えている。精神的な問題は一つの物差しで測ることができないのだ。人にとっての問題は同じ問題でも受け取る人によって衝撃の大きさが違うから当たり前だ。私は2週間に一回は精神科に行っているような女である。勿論薬も飲んだりしている。それもあってユンギさんのThe Last に多少なりとも共感というか、通ずるものというか、フィーリングというか…そういったものを感じた。

 

 

부모님 왈 날 잘 몰라
親は 俺の事をよく分からないと言った

나 자신도 날 잘 몰라

自分自身も 自分がよく分からない

 

 

「自分自身も自分がよくわからない」という一節にどれだけの人が共感しただろうか。この歌詞の前でも述べているように、彼はきっと「自分がこの世に存在していないのではないか」のような強い乖離感を感じていたと思う。乖離感、背き離れること。離れ離れになること。きっと何もできない自分、ただ現状で足踏みしているだけの自分、それと反して猛スピードで進んでいく現実、世界に自分だけふわふわと浮いたような感覚をおぼえたのではないだろうか。

私もよく親に「貴方のことがよくわからない、難しいね」といわれる。なんとはない、悪意も何もない一言なのだろうがいわれた本人も自分のことがよくわからないのだ。よくわからなくって、どうしようもないのだ。何がしたいのか、何をどうすれば楽になれるかわからない。「楽」という感覚も何かわからない。だから病院に行ったのだ。どうにかしようとして、精神科に助けを求めたのだ。ユンギさんも、どうにもならなくなってやっと病院にいったのではないだろうか。これは完全に私の憶測に過ぎないが。

 

 

의사 선생님이 내게 물었어
お医者さんが 俺に問いかけた

----적이 있냐고
----した事があるのかと

주저 없이 나는 말했어 그런 적 있다고
躊躇なく俺は言った「ある」と

 

 

「——した事があるのかと」

この「ーー」部分はミックステープでも「ピー」という電子音で隠されて本当のことは彼しかわからない。でも私には少しだけわかるような気がする。彼が医者に何をいわれたのか。

「自殺しようとしたことはあるか」

きっとそんなことだと思う。

鬱病の、抑うつ状態の強い希死念慮、強迫観念、対人恐怖症、今にも不安や死にたさでいっぱいいっぱいだっただろう。苦しい、辛い、解放されたい、早く楽になりたい…そんな思いから自殺を企てたのではないだろうか。そんな医者の質問に対して彼は「躊躇なく」‘‘ある’’と答えている。ここが彼が彼たる所以ではないか。私は医者に同様の質問をされた事があるが歯切れ悪く「あぁ、あります…」と答えた。後ろめたさがあったからだ。また自分の心を赤の他人にさらけ出すのは恥ずかしくもあった。しかし彼は「躊躇なく」自分の意思を伝えた。ダイヤモンドは硬い。彼は硬い意思を脆いながらも伝えたのだ。

 

 

 

それからこの歌で語られている神戸事件のことを知った。もし私がその場にいればペン卒していたかもしれない。だって、ステージに立ってラップをするのは彼の仕事だから。仕事を放棄するのはいただけない。でも彼は責任を誰よりも感じて、後から神戸に行っている。ここにも彼の硬い意思を感じた。私がもしユンギさんの立場だったら、なんだか恐ろしくて神戸に再び降り立つなんてことできないだろうから。でもユンギさんは神戸に行った。そして彼の中でなにかしらの誓いを立てたんだろう。本当に強い人間だと思った。

 

 

 

 

 

 

私はTheLastを聴いて、和訳を見て泣いた。あんなに輝いている人でも私と同じように悩んでいたのか。なんだか同じ人だと思えない完璧に見えた人間も、人だった。私達と変わらない、1人の人間のだった。

今では「世界の防弾少年団」「世界のミンユンギ」「世界のSUGA」になった彼だが、彼も私達と同じように考え、悩み、障壁にぶつかり、そしてのし上がってきた。辛い時や通院する時TheLastを聴く。そして辛いのは自分だけではないのだと思う。なんだか心強くなる。彼はミンユンギという人間の人生を赤裸々に告白して誰かを勇気付けたかったのではなかろうか。ユンギさんはとても優しいから、きっと私のように救われる人間がいるのではと考えたのではなかろうか。ユンギさんはやっぱりぴかぴか輝いている。ダイヤモンドのように。

 

 

 

1/7

どの沼に入る前も必ず「キッカケ」になるキャラは存在すると私は思っている。これは完全に私の自論なのであまり信ぴょう性は無いが。私的に防弾少年団で「キッカケ」を担う人はジョングクかテテだと思っている。それは何故か?大体「キッカケ」になる人はキャラが立っているか顔面がいいからである。

おそ松さんであれば十四松、ハイキューであれば影山orツッキー、NARUTOであればサスケなど、わかる人には分かるだろうが大体この4人は顔がいいかずば抜けて目立つキャラ設定である。

ジョングクは「黄金マンネ」としてキャラが確立している。初めて防弾少年団を見たり知ったりする人にとってわかりやすいキャラだし、なおかつ日本人ウケするような顔だと思う。そしてキムテヒョン通称テテはなんと言っても顔面が良い。顔面がとてもいい。初めてキムテヒョンを見た時はあまりの人間離れした顔面に美しさではなく恐怖を覚えたあまりだった。個性が確立した防弾少年団の中でも2人は特に一歩上を行くというか、抜きん出ているとかいうか、そういったものを感じる。私の場合、その「キャラ」がジョングクだったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

ジョングクの顔ペンだった私は防弾コンテンツを漁っていく内に色々なことを覚えていったし、徐々にだが見分けもつくようになった。笑い方が特徴的なのがジンくん、色が白くてあまり喋っていない人がユンギさん、背が高くて顔が小さい人がナム、うるさめな人がジェイホープ、1番小さい人がジミンちゃん、大体ジミンちゃんの隣にいるテテ、そしてジョングク。この時はジェイホープになんの魅力も感じていなかった。ジェイホープに対する第一印象は「何この人、すっごいダミ声だね」だった。失礼にも程がある。だがしかし、初めてのカムバ(ハマったばっかりでカムバの文化についてよく知らず気づいたらYouTubeに動画が上がっていただけ)にて私はあるMVを見てしまう……

 

 

 

 

DNAの最後、真ん中で踊ってる人だれ?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェイホープだ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

え、えぇ〜!!聞いてないよ、聞いてない。ジェイホープ踊ったらあんなにかっこいいとか聞いてない。ラララララ〜と歌いながらあんなダンスして、最後のDNAのポーズに合わせて超かっこいい顔して後ろむくじゃん!ジャケットも着てるし!(ジャケット男子好き)詐欺だよ詐欺。あんないっつもうるさい人(失礼)が?!

……人間びっくりしたら「聞いてないよ」とスマホに向かって叫ぶだの同じことを2回繰り返すなどの奇行をする。そして私はまたMVを見返し始めた。INU、DOPE、血汗涙その他多数。

 

 

 

え、えぇ〜〜、凄い。ジェイホープ、ダークホースだった。

 

 

なぜ私はそれまでジェイホープを完全に「ジョングクじゃない人」扱いしていたのだろうか。悔やまれるばかりである。血汗涙のジェイホープ、めちゃめちゃかっこいいじゃん。脚長いし。DOPEのジェイホープ、めっちゃダンス素敵じゃん。レーサーっぽいし。セイブミーでの儚い姿…………

それから取り憑かれたようにジェイホープを漁りまくった。YouTubeの検索履歴は「J-HOPE Focus」やら「J-HOPE moment」やらで埋まっていった。BoyMeetsEvilのステージ動画も、MAMAのソロステージ動画もテレビにyoutubeを繋いで暗い部屋で鑑賞した。

 

 

そこから知ったジェイホープ、チョンホソクという人物。お父さんが教師だったから学校であまり騒げなかったとか、地元じゃ有名なダンサーだったとか、テニスもできるとか、私が惹かれたDNAのダンスはたった数十分で覚えたとか……そのいくつもの話が私にとってとても衝撃的であり、何より魅力的だった。

 

そして更にジェイホープ沼に落ちる要因となったのが2つ。

 

花様年華ホープ君、設定が好きすぎる。

何を隠そう私は暗い過去持ちキャラが大好きなのである。イナズマイレブンの推しキャラ吹雪くんは幼少期不慮の事故にあい、両親と双子の弟を亡くし二重人格になったキャラである。そんな私にとって花様年華の薄幸そうなジェイホープ君、虚ろな目で鏡を見ながら薬を飲むジェイホープ君、ベッドで眠るジェイホープ君……性癖に刺さる以外の何物でもない。クゥ、ジェイホープバンザイ。花様年華バンザイ。

 

 

 

 

この人、希望担当な割に顔に出やすいな。

防弾少年団の希望担当として常に笑顔、キラキラ愛嬌、キャラキャラ笑っている姿はHOPEの文字が相応しい。……が!走れバンタンでの彼を見ていると「ん?」と思うことが多々ある。ルールに厳しく、思い通りにいかないことがあるとイラッとした顔になるなど割とジェイホープでなくチョンホソクが出てくる。いや、沼……ギャップ大好き人間(そもそもギャップ嫌いな女の子あんまりいない気がする)にとってはそれはそれは興奮材料だったのである。

 

 

 

 

 

この2つの要因が拍車をかけて私はジェイホープという7分の1の推しに巡り会った。完全にジェイホープの闇部分に惹かれた。そんなつもりは無かった。そう、元々何かしらの素質は持っていたのであろうがやはり闇ホソク推しになったのである。巷じゃ完全に「闇ホソクの人」認定されているし。もちろんキラキラ希望担当ジェイホープも好きだからそのへんは心配ご無用である。(何が?)

 

 

 

 

因みにラッパーライン大好き病も併発しているのでCypherやDdaengを聴くと死ぬ。色気マシマシな彼らに目がハートになる日々である。

 

防弾少年団に出会った二次オタ

 

私は元々2次オタだった。初恋はイナズマイレブンに出てくる吹雪士郎くんだったし、ちゃおよりコロコロコミック、少女漫画よりジャンプ漫画……というようなタイプのオタクだった。NARUTOやREBORNの沼にどっぷり浸かっていた。

 

そんな二次オタの私がなぜ防弾少年団というキラキラしたアイドルにハマったのだろう。

 

 

 

きっかけはある夏休み、友人の家に遊びに行った日。そこから私の人生は大きく一変する。

 

 

防弾少年団って知っとる?」

 

 

そんな言葉と共に見せられたのはDOPEのMVだった。

 

 

「ン?オソワ?バンタヌンチョウミジ?」

というリーダーキムナムジュン、そのあとに出てくる紫色の髪の毛の青年に度肝を抜かれた。

 

 

 

「何このイケメン!!!こんな人世の中に存在するの?!」

 

 

そう、私が一番最初に好きになったのはなんと黄金マンネチョンジョングクである。警官姿で颯爽と現れキレッキレのダンスをする当時高校生のジョングクに私はこれまで生きてきた中で感じたこともないような衝撃を受けた。世の中にこんなイケメンが存在していたのか。

 

「えっ、私この人が好き!!」

「あ〜でもみんな最初はジョングクが好きって言うよ」

「いや!!!私この人が気に入った!そのジョン……ジョン何?」

「ジョングクね」

 

はぁはぁなるほど。この人はジョングクと言うんだな。いやぁ、韓国ってすごいな。私知ってるのビッグバンと少女時代とカラくらいしかなかったのに……

 

そう思いながら家に帰り、帰るなり速攻スマホで「防弾少年団」とYouTubeの検索欄に入れMV鑑賞をした。……がしかし、そこで問題が起きる。

 

 

 

 

 

(……おそ松さんより見分けつかないんだけど……)

 

 

そんなことあってたまるか。なんと私、前沼はおそ松さんだったのである。おそ松さんに出てくるおそ松カラ松チョロ松以下省略は松カラー(メンバーカラーのようなもの)が決まっているし、アホ毛の数や微妙な表情の違いなどで見分けがついた。そして何より毎回同じ格好でアニメに出てくるので最初手こずったがすぐ6人顔と名前が一致するようになった。だが相手は生きたアイドル、そう、活動時期によって髪の色は違うわ衣装は違うわメンバーカラーがあまり存在していないわで全く見分けがつかないのである。それに加えてあのダンス。再生途中で「えっ!今ここに誰かいたような気がするのにもう居ない…」「はっ、はやっ……もうちょっとゆっくり動いて……あれっジョングクじゃない、誰?」と「この人誰?」現象に何回も陥った。因みに一番最初に顔と名前が一致したのはナムジュンさんだった。1番最後まで間違えていたのはテテとユンギさんだった。

 

 

ハマってからはもう早くて、YouTubeにあるMVやファン動画、そこから知ったVライブの走れバンタンを漁りまくった。そりゃもう地引網漁を必死でやっている漁師のごとく。おそ松さんも2クール目に入りなんとはなしに飽き掛けていた私にとって防弾少年団は最高の暇つぶしコンテンツだった。

 

こうして私の防弾少年団ライフは幕を開けたのであった。